ヒューリック【3003】株価。こども事業にも注力の不動産デベロッパー。

2021年7月17日

攻めの経営

少子高齢化の中で、あえてこども事業に力を入れるヒューリック社長。どうやら少子化でも他社に無いサービスを提供すれば収益性を見込めるということらしいです。少子化だから撤退するのではなく、逆なんですね。

しっかりと本腰を入れて事業展開すれば、むしろライバルが少ない業界なのかもしれません。

確かにこどもは社会にとって大切なものですし、社会貢献にもなるし、いいことだと思います。

ヒューリックの場合は口先だけでなく、具体的なビジョンを持って動き出しています。実際に他社との提携が進められています。

見れば納得の提携イメージ画像(公式発表資料より引用)

コナミスポーツ プレスリリース 2020/09/29 ヒューリック、リソー教育との3社による業務提携契約を締結 https://www.konami.com/sportsclub/corporate/press/2020/09/29/ リンク先より画像を引用(2021年5月30日に閲覧)

考えてみれば、教育も運動も施設は不動産です。郵政と楽天が提携したり、Amazonが自前の配送業を用意したりと、どのような業種においても関係企業との連携は重要であり、不動産の場合は目的を持った土地や建物の提供ということになるのでしょうか?

一度どこかで確認してほしいと思います。利益と売上が10年間右肩上がりの業績を。でも何故か株価が上がらないんですよね……

コロナに打ち勝つヒューリック。大手不動産が減益のなかでひとり勝ちのグラフ(リンク先)は必見。

もともとの株価が過大評価だったのでしょうか?

たしかにPERで見ると12~13倍と、大手の三井不動産(8801)の15倍や三菱地所の17倍よりは低いものの、朝の情報番組でCMが盛んなスターツコーポレーション(8850)や個人的に注目のグッドコムアセット(3475)よりは高い水準です。

PERはグロース株など成長期待の企業の場合は高ければ高いほどいい、と言われるような指標ですので、ヒューリックの場合もPERは気にしない方がいいのかもしれません。

ですが、株価が10年近くレンジの中に推移しているため、増益するたびにPERが下がっていくというのは指標で見て理屈では割安のはずですが、実際の株価は上がらないという市場の評価についてあまり無視するのもよくないかもしれません。

ヒューリック(3003)週足チャート TradingViewより

不動産会社に投資するくらいならREITを買います!?

いまREITが熱いという声も。指数ETF(1343など)に投資すれば分散にもなりますし、アフターコロナでとにかく不動産にマネーが戻ると予想するのなら、そちらを選ぶという手もあるかも?

1月の記事。実際にREIT指数はこの頃よりも上昇しました
東証REIT指数 TradingViewより

癖の強い値動きをするヒューリックの株価、革新的なビジネスモデルが成功するか、長期的な目線で見るといいかも?

どうも目先の株価急騰という雰囲気でもなさそうな感じがします。

ただ、投資に積極的な経営方針を持っている企業と思われるので、新たなビジネスモデル業績に反映されれば株価もついてきそうではあります。

有利子負債に注意?

上の内容と重なるのですが、先行投資のためか同業他社より借金が多めです。それにより自己資本比率が低い企業です。

とはいえ仕方無い面もあります。新たな不動産取得に必要な資金調達など、利益を伸ばすためにリスクを負う場面もあるのでしょう。積極的にビルなどを購入することもしています。

取得したビルの電力は再生エネルギーを使用するとの話も

こういった経営方針が指標にも表われていると言えるのかもしれませんね。

というわけで、不動産業といえば動かない財産のことですから、安定した業種の印象がありますが、積極的な攻めの姿勢を貫くヒューリック(3003)の紹介でした。

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