トヨタ自動車【7203】を買うとき注意すべきこと3つ!トヨタの株価を左右する要素について解説

2021年7月17日

節目の1万円を突破し、上場来高値を更新したトヨタ自動車(7203)。誰もが知っている有名企業であり、株式投資の対象に考えている人も多いと思います。

↓『トヨタ株が初の1万円台-好決算や電動化進捗で上昇ペースに勢い』bloombergより

本当にトヨタの株を買っておけば安心できるのか

もちろん株ですから上がることもあれば下がることもあります。

ここではトヨタ自動車(7203)の株価影響する要素について3つ紹介します。

  • トヨタ自動車は景気敏感株なので世界経済の影響を受ける
  • 輸出企業なので為替(ドル円)によって業績が左右される
  • 自動車は電動化の時代を迎え、大転換期に入る

トヨタ自動車は景気敏感株!

景気敏感株という言葉をご存じでしょうか。その名の通り景気に敏感な株ということです。

試しに日経平均とトヨタ自動車(7203)の株価チャートを重ねてみました。当然ながら日経平均は経済の善し悪しを示す指標でもあります。トヨタ株の値動きは、経済が良いときほど日経平均より大きく上がり、悪いときは大きく下がることに注意が必要ですね。

日経平均に似た値動きながら山は大きくなりがちです。 チャートはTradingViewより

これから先の世界経済がどうなるのか、専門家でも予想は難しいものです。ここで考えなければならないのは、

たとえトヨタがどれだけ優れた車を作っても、世界経済が悪化すれば売れなくなる!

ということです。トヨタ自動車が素晴らしい企業だから、と安心していられるのは、そこで働く従業員です。株式投資、特に数年以内のキャピタルゲインをもくろむ投資家にとって同じように安心だとは言い切れません

難しいのは、繰り返しになりますが外部要因(経済の動向)に左右されやすい株だということ。決して少なくない割合で、トヨタというより世界経済に投資しているような値動きになりやすいものなのです!

具体的には資金管理について、しっかりと考えておきましょう! まるで事故のように株価が2~3割の下落して数年は高値更新しない時期が続く、という可能性は充分にあります。資産の全てを投資するべき対象にはなり得ませんね。(株というのはどの銘柄にも同じことが言えますが……)

↓景気敏感株に買いが入ってトヨタの株価が上がったというニュース

↓景気敏感株に売りが入ってトヨタの株価が下がったというニュース

輸出企業はドル円の影響を受ける!

トヨタ自動車の売上の海外比率は、日本が30%ほど北米が30%ほど(残りアジア、欧州その他)と、海外売上が多めになっています。

単純に同じ車を同じ台数売っても、円高より円安になっている方が利益が上がる仕組みになります。

『たとえば、ある自動車メーカーが、ある車を、米国に1台1万ドルで輸出していたとする。1ドル=100円の時にこの車が売れると100万円の売上になる。ところが、円高が進み、1ドル=90円になると、この車の売上は90万円になってしまう。自動車メーカーは何もしていないのに、売上が約10%も落ち込んだことになる。売上が落ち込むので、当然、利益も減少する。』以下リンク先:野村證券より

ここで多くの投資家が気にしている想定為替レートについても触れておきます。

各企業は業績の見通しをたてますが、肝心の利益が為替に左右されるとなれば予想不可能になってしまいます。そこで、例えばドル円なら1ドル105円の場合を想定して業績を予想しました、と仮の為替レートを決めてしまうのですね。

『これを見ると、各企業の為替に対する見通しや、為替相場の変動が業績にどの程度影響を及ぼすかが予測できます。例えば輸出企業の場合、期間中に想定為替レートより円安が進めば為替差益が発生し、その分収益が押し上げられます。逆に円高が進めば為替差損が発生し、収益が押し下げられます。』以下リンク先サイト:SMBC日興證券

ただし、トヨタ自動車ほど流動性のある人気の株は、想定為替レートと実態との差について株価に織り込まれていると考えるのが妥当だと思われます。なぜなら想定為替レート現在のドル円も、誰でも知っている事実だからです。

ここで押さえておきたいポイントは、上記リンクでも触れられていましたが、ドル円の動向によって株価に影響が出やすい、つまり今後の株価を予想するためにはドル円が今後どのように推移するかも知っておく必要があるということです!

ちなみに2021年のドル円は基本的に上昇(円安つまり輸出企業の株価にとって追い風)しやすいと言われています。一方で6月現在で既に大きく上昇しており、これ以上は大きく上がらないという意見も。(大きく下がることもなさそう、とも)

ドル円が1円動いたら利益が1%変わるとした場合、それが大きいと考えるかどうかは人によって異なる部分ではあります……。

『トヨタなど自動車株が堅調、円安の進行で収益押し上げ期待』以下リンク先:四季報オンラインより

『今期の想定為替レートを1ドル=105円に設定しており、実勢はそれより6円近くも円安に振れていることから、輸出採算改善に伴う収益メリットが期待できる。』以下リンク先:株探より

『ドル円が108円台に、企業の想定為替レート一覧(2021年3月6日更新)』以下リンク先:クイックより

電気自動車の時代、激しい生き残り競争に晒される!

世界的にガソリン車から電気自動車へシフトする動きが活発になってきた現在、トヨタ自動車はEV(電気自動車)化において遅れているとの声が聞こえてきます。

トヨタはEV(電気自動車)よりも水素を使ったFCV(燃料電池車)を推し進めてきました。環境など様々な面からFCVの方が良いと主張もしています。

ガソリンエンジンとモーターのハイブリッド車では世界を圧倒したトヨタ自動車。2014年には水素のFCVを作っていますし、そのままFCVが世界で採用されていけば勝ち組間違いなしだったでしょう。

しかし、古くから電気自動車の充電規格が世界で統一されず、そこには技術というより政治的な争いが存在するとささやかれてきました。

世界でFCVを採用すれば、またトヨタが世界一になってしまう。そんな理由から海外ではトヨタが遅れていたEVを進められているのだとしたら、たまったもんじゃない、と思うのも正直なところ。

我々投資家は政治家ではありません。大切な資産を預ける際にどこまで良心を込めるかは人それぞれです。しかしながら、こうした背景について知っておく必要はあるでしょう。

『こうした企業と国がメンツを保つために「日本を叩く」のは自然な流れだ。』以下リンク先:ダイヤモンド・オンラインより

ちなみに遅れていると言われていたトヨタのEVも、これからは進んでいくようです。なんだ、それなら安心じゃないか(単純)

『2025年までにEVを15車種投入! トヨタが突然「電気自動車」を本格化させたワケ』以下リンク先:WEB CARTOP

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