あらた【2733】は仕込み時?過去最高益なのにPERは最低水準へ

株価が上がるから株価が上がる、という相場もいつかは終わりがくるはず。

そのとき資金が移動する先は業績や古典的なPERなどの指標を目安にできるのでは?という記事です。

売上高、利益、配当、は順調に上昇傾向

日用品の卸売業のあらた(2733)は業績好調です。コロナ禍でも悪影響が少なかったのも良いです。

『あらたは洗剤など日用品の販売に強く、家庭用紙製品のペーパークリーナーなど、足元の売り上げが堅調な商品を数多く取り扱っている。』下記リンク:東洋経済オンライン

これらの商品は今後も需要は続くと考えられます。実際、ドラッグストアなどの株価が上がったことは知る人も多いはず。

PER9倍はツルハホールディングス(3391)22倍の半分以下

あらた(2733)の主な取引先であるツルハホールディングスもコロナ禍で株価が上昇した銘柄のひとつです。そのツルハのPERは22倍、あらたは9.1倍です。随分な差がありますね。

たしかにツルハホールディングスの売上高と利益の推移を見ると10年にわたって綺麗な右肩上がり。あらたは若干ジグザグに上がっている感じなので、そういう差が出ているのか……。それにしても割安感はあると思います。

あらた(2733)の過去数年のPERの推移は最低が8.6倍程度、最高が19倍程度です。現在の9.1倍はさすがに底値圏なのでは?という印象を受けますね。念押ししておきますが売上と利益はやや不安定ながらも上昇基調が続いているところがポイントです。

ちなみに海外展開も進めていく予定らしいです。中国企業との資本提携もありますし、タイやベトナムにも数年前から進出しています。(中国というのはちょっと気になりますが……日用品は妙な規制やリスクは少ないかも?)

2017年の高騰

あらた(2733)5年間の週足チャート

あらた(2733)の5年チャートを見ると2017年あたりに高騰しているのがわかります。

実はこの時期は中小型株の多くが同じように上昇している時期なんです。他の中小型株のチャートも見てもらえるとほとんど同じ値動きです。上昇がストップする時期に多少の差があるくらいで、スタートはほぼ同時期です。

何故こうなったのか正直よく覚えていないのですが、相場には大きな資金流入があって、例えばグロース株優位になる時期が2,3年続いたら、今度はバリュー株が優位に変わったり、という繰り返しが発生するものです。

2021年夏の現在、これまで日経平均の上昇を牽引してきたファーストリテイリング(9983)やソフトバンクグループ(9984)の株価の落ち込みが激しくなってきています。

こういった時期には他の株が買われるように相場が変わっていくことがあります。

循環物色だなんて言いますね。

つまり、米国株に資金が流れるということ?

米国株に資金が流れると言われてしまうと答えに詰まるのですが、日本株でも資金流入のローテーションは必ず起こると思われますので、あらた(2733)のような需要が安定している割安株を狙ってみるのもアイデアとして押さえておいて損はないはず。

もし、これから2017年のような株価上昇が起きた場合、2017年の日経平均の上昇は+21%くらいでした。あらた(2733)は+126%くらい上昇していますから、夢が違いますよ夢が。

ちなみに2017年のソフトバンクグループとファーストリテイリングは良い方に見積もっても+15%程度の不安定な株価推移でした。クソだな!

東証プライムに適合

どこまで市場で重視される要素なのか未だ未知数ですが、あらた(2733)も東証プライムに適合とIRがでています。とりあえず安心ですね。