ライト工業【1926】国土強靭化銘柄の割安株。斜面・のり面の土木工事企業に政策期待!

2018年から始まった国土強靭化。2020年には延長が決まり、5カ年計画の国策となりました。

日本は災害が多く、地球温暖化の影響により台風の被害も増えることが懸念されます。今後も継続して災害対策が求められることは確かでしょう。

ライト工業の得意分野は土砂崩れ対策

ライト工業(1926)は斜面・のり面の工事や地盤の改良が主力です。土砂崩れが起こらないように補強したりする特殊土木工事に強みを持つので、今後も受注が望めそうな分野が得意なのは良いことですね。

2021年3月期の決算説明会資料を見ると主力の斜面・法面対策および基礎・地盤改良工事は目立って伸びているわけではなく、ちょっと残念です。

とはいえ、補強工事の受注によって全体では売上増になりました。

主力の工事は継続しつつ、関連事業の伸びに期待しましょう。

指標から見て割安

国土強靭化関連銘柄はいくつか挙がりますが、PERなどで比べてみると割高な水準まで買われてしまっている銘柄もあります。

コロナショック後は巣ごもり関連などテーマ株が大きく買われ、その後は時間をかけて下落していくケースが多かったです。

2021年現在はウィルス変異株などの影響か、アフターコロナ銘柄の株価上昇もイマイチな状況。

買われているのは自社株買いや増配の株主還元策、そして好業績が継続している株です。

株価指数も米国株は最高値、日経平均もバブル後高値を更新するなど、市場全体では過熱感も出てきています。TOPIXはダウより上昇している、とも。

『TOPIXの年初からの上昇率はNYダウを逆転した』以下リンク先:東洋経済オンラインより

こんな時には業績が良く、指標は割安の株を選ぶと良さそうです。

他の国土強靱化関連銘柄では資材メーカーの前田工繊(7821)のPERが30.1倍、PBRが3.08倍。

ライト工業(1926)はPERは11.8倍、PBRが1.37倍です。

ROEはそれほど変わらず10%前後(ライト工業は12%)ですから、指標は割安と言っていいでしょう。

この10年間の業績は売上、利益、ともに上昇傾向が続いており、安定成長が望めます。コロナ禍でも赤字化しないところや、米国のテーパリングなどにもあまり影響を受けなさそうな土木工事の企業であるところも強みです。

チャートも上昇トレンド

同じく国土強靱化関連銘柄で挙げられる不動テトラ(1813)のチャートと比べてみると、違いが見えてきます。

不動テトラ(1813)週足チャート2021年9月
ライト工業(1926)週足チャート2021年9月

コロナ後の上昇が、一旦崩れてしまった不動テトラと比べると、綺麗な上昇トレンドのライト工業に軍配が上がるでしょう。

これは業績の差によるものと思われます。

不動テトラは売上、利益ともに10年間は横ばい。ライト工業は上昇しています。株価に反映された結果ですね。

ちなみに現状でのPERなどには大きな差はありません。しかしながら、今後の業績の伸びを予測して株価に反映されますので、これまで業績の成長が続いていたライト工業の方が良いと言えます。

すごく単純な話です

株式投資は割安で成長期待できる株を買うのが最も普通の方法です。ライト工業(1926)はそこにテーマ性も付加できるため、2021年~の本命のひとつと考えられます。

どんな株でも下落リスクを含んでいます。その反面、ライト工業の株価上昇は一応、コロナショックの1,100円から一年後に1,900円程度まで上昇したとはいえ、今後も一年で二倍になるかはわかりません。

むしろ半導体銘柄のような爆発的な伸びは期待できないかもしれません。

ですが世界経済に大きく揺さぶられるリスクも小さいはず。新興国での新型コロナ蔓延により工場が停止するようなリスクや、国際政治による規制を受けたりするリスクはほとんど無いはずです。

こういった銘柄を買うときは資金管理を大切に、長期目線で現物買いがおすすめ。現物なら下落リスクには耐えられますし、もっとテーマ性のある銘柄の短期投資であればレバレッジをかけてもいいかもしれません。

実は直近1年間の株価パフォーマンスはTOPIXと大差無い結果になっています。ただ10年の推移では数倍の伸び率ですから……。